竹格子

竹格子

8.28.2015

西逓と宏村


黄山がある中国安徽省は他に興味のあるものがあった。

中国・明清時代に建てられた伝統的な古民家 。

それらは山に囲まれ盆地の中に堀が掘られ水に囲まれた村だった。

現在西逓と宏村は世界遺産で観光地になっているものの、比較的現地の方が暮らしている姿も見れる。

統一性のある街並みはやはり美しい。

これが僕の訪れた時の感想。

今の資本主義社会では余程住民の意識が高いか、卓越したリダーシップを取れる人がいない限りこのような街並みをつくるのは難しい。

ある意味今の日本の建売住宅は造成され、安価なもので統一性のある住宅街が建ち並んでいる。

しかし残念ながら僕は日本の街並み(現代に作られた街並み)を美しいと思ったことがない。

利益優先でその町や村が培ってきたものを軽視して、設計の意図や人々の思いなどを深く考えずに行われているからだと思う。

西逓と宏村は自分たちが豊かになるために考えるのは当然だけど、一方でその周辺の事もちゃんと考えないといけない事を教えてくれているようだった。

日本を離れると他の文化や美しいものを見れるのと日本を客観的に見る事ができ、膨大な情報を得る事ができる今日、実際の目で見る事がどれだけ大切かを日を重ねるごとに実感している。

ここを見学している間も、街の美しさに魅了されつつ、日本の事を考えているのを思い出した。

ー宏村ー


8.26.2015

黄山

花崗岩質の峰々が連なる黄山。

黄山は古くから詩人・画家など多くの文人が訪れ魅了し、中国 山水画に影響を与えたとされています。

現在も中国で有数の人気スポットです。

僕も中国を訪れた際は必ず行きたい場所でもありました。

何と言っても黄山は険しい山と松の木と雲海が見どころですが、雲海の景色は冬に見れるみたいです。

僕も少しは見れたのですが一泊二日でほんの数十分でした。
しかし絶景には変わりありません。

登山道も全て石畳になっていて歩きやすく、途中までロープウェイで行くこともできます。

中国盆栽もここを見るとなるほど〜こういう風に表現してたんだとルーツを知れて嬉しく思いました。

庭もそうなのかも知れませんが神々しい山や人々が信仰すモノを人は自分たちの近くに置きたかったのかもしれません。

黄山が持っている神々しさや人々を魅了した何かを自分なりに意識して、写真を撮ってみました。。


8.13.2015

拙政園



蘇州では中国四大名園でもある拙政園へ行った。

明代(1509)に高級官僚だった王 献臣が造営されたとされている。

40,000㎡もの広大な敷地の半分以上は池や堀が占めている。

訪れた日は生憎の雨。

結果的には雨の庭も良くてよかったのだが、写真が思う存分撮れなかった。


エントランス 入場料70元(1400円)

中国はどこも入場料が高い。

蘇州

上海を後にした僕は蘇州へ向かった。

上海ー蘇州行きの列車は多くあり、日帰り旅行も可能なので観光客がたくさんいる。


8.09.2015

二ヶ月ぶりに

やっとこさグーグルが使える場所にたどり着きました。

現在キルギスの首都ビシュケクにいます。

二ヶ月の中国大陸横断を終え、次は中央アジア突破を目論んでおります。

旅の軌跡はこんな感じです。
https://www.google.com/maps/d/edit

元々の計画では中国成都からチベットに入りネパールを抜けるルートだったのすが、ネパール地震の影響で国境を閉ざしているみたいで断念しました。(飛行機なら行けます)

ここに来て陸でユーラシア大陸を横断がしたい!と思ったので、中央アジアに変更しました。

キルギスはNO VISAで60日間滞在が可能だが、他の国はVISAが必要なんです。

今のところ考えているルートはウズベキスタン→トルクメニスタン→イランなんですが、このVISA取りがかなり困難で有名なんです。中央アジアは東から行く方がVISAが取りやすいみたいなんですが、 急がなければ取れるみたいで頑張ることにしました。
(飛行機など使うともっと簡単に取れたりします)

聞くはなしによると約一ヶ月はVISA待ちをしないといけないみたいです。

そんなわけで時間ができたので中国旅日記を順々に書いて行きたいと思います。




6.14.2015

上海

記念すべき一つ目の都市は上海、世界でも有数の大都会です。

宿が南京路という上海のメインストリートの近くなので、歩いてみる。






6.11.2015

新鑑真号

新鑑真号に乗り、船酔いを乗り越えて中国に無事到着しています。

あえて飛行機を使わず、船で行くのも悪くないです。

少し時間は掛かりますが、これからの旅をどういった旅にするかを考えたいい時間だったと思います。

そして何より船の上でしか見れない景色があります。

6.02.2015

旅立ち

本日から旅に出ます。

神戸港から船に乗り、上海を出発地としてヨーロッパを目指します。

まさか自分がこんな感じで旅をするとは夢にも思いませんでしたが、人生どうなるかわからないものですね。

なぜ僕が旅をするかというと、ただただもっといい庭をつくりたいからです。

世界は僕が思っている以上に広くて、多様性に満ち溢れています。

それを少しでも受け入れる事でつくるものの深みが出てくるのかもしれません。

こんな旅そうそう出来るものではないので思いっきり楽しみたいと思います。

甥っ子が書いてくれた手紙を読んでとうとう僕は行くのだと実感する。。




これから旅日記を書いていきたいと思っています。

お楽しみに〜

5.24.2015

伝えたいこと。

先日福島県南相馬市・浪江町に行きました。

行った僕が感じたことを今情報が多い中で僕の周りにいる人たちが少しでも身近に感じてもらえたらと思い、ここに書くことにしました。

原発事件での日本が抱えてる問題はとても複雑でドロドロとした果てのない底なし沼のようです。

5.15.2015

宮村の庭

宮村の庭が完成しました。

この庭は日本的な要素を意識して作庭しています。




Atelier Michaux

Atelier Michauxさんでのwork shopは盛況にて終えることが出来ました。


3.21.2015

ワークショップのお知らせ

今月の28・29日に京都でワークショップをさせて頂くことになりました。

練塀を作ったり、大きな梅の木を植えたりとお楽しみ満載です。

定員に限りがございますので、お早めにお問い合わせ下さい。

案内はこちらです。
http://atelier-michaux.com/event/AM/AM_06.html

3.14.2015

東大門デザインプラザ

先日韓国に行ってザハ・ハディド設計の東大門デザインプラザ(DDP)を見てきました。

ザハの建築を実際に見るのは初めてで、楽しみにしていました。

漫画や映画では近未来的な都市や建築が出てくるのですが、実際の建築でそれをリアルに感じさせるものは少ないような気がします。。今まで感じたことのない線の使い方で、この巨大な施設が一つの作品になっているような印象でした。

3.01.2015

『森の庭』

更新していない間も色々と行動はしていました。
もちろん庭づくりもです。
今日は先日完成した『森の庭』を紹介したいと思います。

ここのお庭はすぐ隣に森があり、その森の借景を最大限に取り入れることが一番重要だと考えました。
借景を取り入れるにあたって、庭と建物と森との距離感も意識しました。
そこで考えたのが『into the forest』/『森の中へ』でした。

立地は森の中ではないのですが、借景を取り入れることでそこは森にもなるし、森でもない。そこに暮らす人、立った人が少し想像力を働かせて頂いて、どんどん森の中へ入るみたいなイメージで考えました。

少しここまでに至った経緯をお話すると、元々は森と敷地とが分断されていて、初めて訪れた印象はあまり気持ちいいと言えるような場所ではありませんでした。



2.27.2015

再開!!

そんなに更新していなかったのか。。
もう一年になるんですね笑
月日が経つのはあっ!という間です。
更新していない間に僕も30歳になり、まだまだ若いという逃げ道もそろそろ塞がりつつあります。
僕にとっての20代は肥やしの歳だと考えていました。
どんなにしんどくたって、恥ずかしくたって経験する、体験するということにフォーカスしていました。
それは庭づくり以外の事もです。
30代は今まで経験したことを噛み砕いて、もう少し自分というものを出せたらなと考えております。
なので皆様引き続きよろしくお願いします。
ブログも再開です!!





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